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元町商店街

「アドルフに告ぐ」の(ワイド版第2巻P35、文庫版第2巻P37)をご覧ください。一番上のコマで峠草平が警察の待ち伏せを受けて逃げるシーンがあります。そしてこのコマの真ん中のあたりに鈴蘭灯(すずらん灯)が三本描かれております。これは戦前の元町商店街に存在した鈴蘭灯です。

戦前の元町商店街の鈴蘭灯(すずらん灯)
戦前の元町商店街
何本も連なってたくさん立っております。この絵葉書以外の元町商店街の絵葉書も『神戸特集』の「シックでおしゃれな元町の娘コレクション」で何枚か紹介しています。今回はこの絵葉書をデジタル彩色したいと思います。

元町のすずらん灯
当時のすずらん灯は恐らく緑色だったと思われます。現在の「元町商店街」のホームページによると、大正15年に完成し昭和17年に戦争のため金属供出で撤去されたそうです。

元町のすずらん灯
背景を取り除いてみました。では次に鈴蘭灯のデザインに注目したいと思います。

元町のすずらん灯
こんな感じです。かなり凝ったデザインですね。お気づきでしょうが、とてもすばらしいので当サイトのメインテーマに活用しています。
ここで手塚先生の描いた鈴蘭灯(ワイド版第2巻P35、文庫版第2巻P37)を再びご覧ください。拡大鏡なども使って見て頂ければわかりますが、手塚先生の描いた鈴蘭灯にも中の「曲線アーチ」のデザインがちゃんと描かれてます。恐ろしいこだわりです。

戦前の元町商店街
(神戸名勝)『元町通』
手彩色かカラーフィルムか判断が難しいですが、非常に色合いの美しい絵葉書です。手彩色は実際の色と違う色で塗られてしますことがありますが、この絵葉書の色合いの美しさから、鈴蘭灯の色はやはり緑色だったと思われます。

戦前の多聞通
(神戸名勝)『多聞通』
上の絵葉書と同じシリーズのカラー絵葉書です。注目したいのは、元町通ではなく多聞通にも緑色の別のデザインの鈴蘭灯が並んでいます。元町商店街に対抗して作ったのでしょうか?デザインもより豪華な印象を受けます。

戦前の鈴蘭灯の夜景
すずらん灯の夜景
戦前の神戸の観光案内パンフレット『観光の神戸』からです。まるでルミナリエみたいですね。戦争で無くなったのがとても残念です。

現在の元町商店街
元町商店街
実は今もあります。戦争で無くなりましたが、神戸の人たちは昔を思い同じように作り直しました。ここは元町商店街の元町5丁目になります。今回のデジタル彩色では復活した鈴蘭灯が緑色なので、恐らく戦前の鈴蘭灯も緑色をしていたのだろうと判断しました。

元町商店街のすずらん灯
昔と比べると形はやや小さく電球も一灯少ないですが、デザインはほぼ昔の形と同じです。中の「曲線アーチ」も健在です。実は現在の元町商店街は1番街、3丁目、4丁目、5丁目、6丁目とそれぞれ違う5種類のデザインの鈴蘭灯が連なっています。どれも美しく好みの分かれるところです。皆さんぜひ神戸の元町商店街へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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