アドルフに告ぐでめぐる神戸の旅 本文へジャンプ
 

港の別れ

「アドルフに告ぐ」の(ワイド版第3巻P34、文庫版第3巻P94)をご覧ください。一番下のコマでアドルフ・カミルの父が乗る船の出港のシーンが描かれています。船に乗る人が陸に向かい紙テープを投げてお互いの別れを惜しむという、伝統的な客船の出航のシーンです。今回はこの出航シーンに注目してみました。

戦前の出航シーン
埠頭見送の景
『埠頭見送の景』(神戸)
紙テープの数がすごいです。また、見送りに来ている人たちも埠頭にぎっしりといます。恐らくこの頃の船での出航は、本当の意味での「別れ」というものだったのでしょう。実際ストーリー上では、アドルフ・カミル達も父の出航が今生の別れとなってしまっています。

現在の出航シーン
ぱしふぃっくびいなすの出航
2011年1月25日午後4時、神戸港中突堤から出航した「ぱしふぃっくびいなす」です。

飛鳥Uの出航
2011年2月1日午後4時、神戸港中突堤から出航した「飛鳥U」です。

神戸港は今でも毎週のように客船が入ってきては出航していきます。しかし昔と違うのは客船はほぼ豪華クルーズ客船であり、南の島を巡るリゾートや世界一周豪華旅行といったかなりの贅沢旅ばかりです。
同じ紙テープの儀式も昔と今ではかなり質の違うものになっているでしょう。実際かなり皆さん楽しそうでした。確かこの時の「ぱしふぃっくびいなす」は2週間ほどの南の島めぐりで、「飛鳥U」は40日ほどのオセアニアクルーズへの出航でした。これから優雅に暖かい南の島に行くのですから楽しそうで当然ですね。
見送るほうもブラスバンドやジャズバンドの演奏など楽しいイベントが満載です。実際何の関係もない当方も見送りの儀式に参加してかなり楽しかったです。これは想像以上に楽しかったです。当方誰も知り合いが乗っていないのについつい手を振りまくってしまいました。
皆さんもぜひ神戸港へ行ってみてください。客船の入港および出航の日時は、(外部リンク)「神戸市公式ホームページ」のクルーズ客船情報で確認できます。

外部リンク
「神戸市クルーズ客船情報」

ところで神戸の元町などを歩いていると、出航の「3回連続の長い汽笛の音」をよく耳にします。客船は大体午後4時や午後2時などの決まった時間に出航するのがほとんどなので、この汽笛が聞こえたら「今ちょうど4時になったんだ」といったように時報のかわりに便利だったりもします。
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