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阪神三宮駅のホーム

「アドルフに告ぐ」の(ワイド版第2巻P36,37、文庫版第2巻P38,39)をご覧ください。峠草平が阪神電車の三宮駅のホームから線路へと飛び降りて、大阪方面へと逃げていくシーンがあります。ということで今回は、阪神三宮駅へ行ってきました。

阪神三宮駅のホーム
2011年現在阪神三宮駅は工事中です。おかげで柱と天井がよく見えますが、「アドルフに告ぐ」で描かれている三宮駅の柱と天井とほぼ同じ形をしています。
こちらは南側の3番線です。今までは3番線が三宮終点で1番線と2番線が元町へとつながっていましたが、今度の工事により2番線を三宮終点とし3番線を元町方面へつなぐらしいです。
「アドルフに告ぐ」では3線すべてが終点駅として描かれております。3番線が左端の北側に描かれていますが、これは戦前の文字の左右反対で数えているからでしょう。
しかし資料によると三宮駅が3線すべて終点だったのは、1933年6月(昭和8年)の三宮駅(元町駅開業までの名前は神戸駅)開業から1936年3月(昭和11年)の元町駅開業までの3年弱の期間のみですので、峠草平が逃げていた昭和13年とは若干時代がずれています。恐らく三宮駅の開業時の写真などを資料にしたのでしょう。

阪神三宮駅のホーム
こちらは元町方面行き2番線です。そして奥に見えるのが大阪方面行きの1番線です。よく見るとレールを支えるのが枕木ではなくコンクリートのスラブですが、これも柱と同様「アドルフに告ぐ」では忠実に描かれています。

阪神三宮駅のホーム
三番線から大阪方面を覗いてみました。現在はホーム延長などの工事が進んでおります。将来的には西側にしか改札出口がなかった三宮駅ですが、こちらの東側にも階段と改札出口が完成する予定です。東改札は2012年春完成の予定で、全体のリニューアルの完成は2013年春の予定だそうです。
…しかし「アドルフに告ぐ」の中ですでに東側にも階段が…。手塚先生の予言!?

2012年5月2日追記

阪神三宮駅の現代の様子を漫画と比較しておりましたが、阪神三宮駅の1933年開業時の写真が手に入りましたのでご報告します。

昔の阪神三宮駅
阪神三宮駅が1933年に開業した当時の改札の様子です。現在はプラットホームから階段を登ったところに改札がありますが、開業当時はプラットホームの階に改札があった事が解ります。その後こちら方面を掘り進めて元町駅まで線路を通しているので、恐らくこのスタイルは三線終着時代のみであると思われます。
改札の形が「アドルフに告ぐ」に描かれている姿と全く同じであることが、この写真から解ります。手塚先生は当時の阪神三宮駅をかなり忠実に描かれています。

昔の阪神三宮駅
こちらは改札方面から見た阪神三宮駅です。開業当時から数年のみしか見られなかった三線終着という姿をとらえた貴重な写真になります。よく見ると柱のタイルや天井の形などは現在でもそのままの姿で残っております。この改札と三線終着のホームはまさに「アドルフに告ぐ」で描かれた阪神三宮駅の姿です。
峠草平はこの改札を突っ切って線路を岩屋方面へと逃げて行ったのです。

記念絵葉書袋
これらの写真は当時の阪神電気鉄道株式会社が神戸地下線を開業させたときの記念絵葉書として残っておりました。こちらがその記念絵葉書の袋表紙になります。
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